候補地は標高約600mに位置する杉の造林地で、すぐ隣を西荒川が流れています。
西荒川は、西荒川ダムに注がれ、やがて東荒川と合流し荒川となり、那須烏山市で那珂川と合流し、太平洋に注ぎます。
平成27年9月の関東・東北豪雨により、西荒川が氾濫し、候補地の一部が冠水しました。候補地周辺の過去の降水量データを調べてみると、数年に一度は、今回の関東・東北豪雨と同等、又それ以上の降水量を記録していることが分かりました。
この地域は、今回のような豪雨の度に、河川の氾濫や土砂崩れを繰り返し、少しずつ地形を変えながら、現在の姿となっています。そして、これからも大雨が降る度に、また少しずつその姿を変えていくことでしょう。
そのような不安定とも言える場所に、建造物を、、、ましてや安心安全な施設を造ることが本当にできるのでしょうか?
塩谷町役場では、最終処分場詳細調査候補地の現地視察会を常時開催しています。
穏やかで自然豊かな水源地が、今危険にさらされようとしている状況を、ぜひご自身の目でご覧下さい。 ※詳細は、塩谷町役場のHPをご覧ください。
※詳細調査候補地付近は、およそ4月末~10月末まで「ヤマビル」が出現します。
現地視察の際は、ヒルの吸血被害にご注意ください。